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古民家・旧家リフォームの一般社団法人 古みんか倶楽部 岐阜

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伝統建築の不思議〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜

2017年02月11日

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防除衛生管理業の永嶺です。

以下「一般社団法人 伝統建築防腐防虫対策協会 教本」より引用参照

伝統建築の不思議

そもそもわが国の伝統建築では、未だ建物の科学的根拠について解明には至っておらず、不思議な魅力に包まれている。

このことにより、現在に至るまで優秀な建築家を虜にし悩ませて来た建物といっても過言ではない。

古代エジプトでは「ピラミッド建設の謎」について多くの建築家や数学者が研究を重ねているように、わが国の伝統建築も数値に基づく根拠が示されていないのが現状でである。
これらは一括りに「先人たちの知恵による建物」と呼ばれ、根拠に基づく技術解明が望まれている。
伝統建築は今日まで、幾ばくの天災や人為的災害を経験したにも関わらず、飛鳥時代に建てらた奈良の法隆寺は、何故その場所に建ち長らえることが可能であったのか…
今もなお多くの疑問が残っている。

しかし、建物をモノとして考えるのではなく、建物が残って来た理由をコトとして追求すると以下のような特徴が見えて来る。

① 先人たちは建てる時の建築技術だけでなく、修繕やメンテナンスのし易さまで考えながら建てていた。

② 建築物に掛かる応力、剃り、捻れ、地震力等、力学的な事由を点と面で理解していた。

③ 「木は水に負ける」事を理解しており、木材劣化を防ぎ、長く保全するための方法を持ち得て来た。

④ 建物が老朽化で朽ちたとしても、材料は全て無害化され、土に還元される資源が利用しており、「自然循環型建築」を大いに理解していた。

大雑把ではあるが、伝統建築を研究していく上では重要な特徴と言えよう。
それらが科学的根拠に基づいた結論に至るには、技術的な数値だけでなく、多くの視点による探求が必要であると考察している。
例えば、建築するための技術を発揮するまで、先人たちはどのような「精神状態」であったのか?
つまり、技術を考案するにはそれなりの失敗例があり、考案してから技術と融合していくまでには非常に困難な道程であったと考えられる。
上文に示したように奈良県にある法隆寺は建立1300年を経過しており、世界最古の木造建造物としてギネスブックに登録されている。
ともなれば、わが国の建築技術はすでに飛鳥時代には確立されていたことにもなるのである。
すなわち、建造物の特徴と照らし合わせると「精神と物質の調和」という結論に至るのである。
建物に技術が発揮される遥か以前に日本人はそのことを大いに理解していたことが見えてくる。
①精神を物質化あるいは物体化することができた。
②精神を物質に取り込むことができた。
③循環型の精神は資源の有効活用であった。

これら条件が整ってはじめて建築技術が発揮されている。
これを建築技術における「精神と物質の調和」といい、この技術によって建築された建物を「自然循環型建築(日本の伝統建築)」と位置づけている。

 

 

 

 

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☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆

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