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古民家・旧家リフォームの一般社団法人 古みんか倶楽部 岐阜

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古民家の蔵の鍵〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜

2017年05月20日

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防除衛生管理業の永嶺です。

久しぶりにブログ更新します。
古民家の蔵の鍵について

先日、高山市の古民家の蔵でシロアリ防除工事を行っておりました。
施工が終わり、戸締りのため蔵の引戸を閉めた瞬間に、江戸時代のオートロックが作動して、引戸が引けなくなってしまいました。
引戸が全部閉まりきらないようにと、お家の方も板っきれをあてがっておったのですが、その事を知らずに、ネズミが入るといかんからと、ご丁寧に全部閉めきったのがオートロック作動の原因となりました。
はじめは何故急に開かなくなったのか原因が分かりませんでした。
これは弱ったと思いながらバールで引戸を持ち上げて開けようと試みましたが、さすがはむかしの大工さん…
ビクともしませんでした。
改めて冷静になり、あれこれしながら仕組みを考えました。
よく見ると引戸の真ん中には鋳物が取り付けられており、装飾品だと思っていたのですが、鍵らしき穴を見つけました。
はは〜ん。
なるほどねぇ〜。
つまり、先ず鍵がないと開かないという事が分かりました。
(バール使ってもダメじゃん…⁉️)

さすがに鍵の在り処まではわからないので、お家の方にお尋ねしましたが、お家の方も分からないとの事でした…
さらに弱ったなぁと思い、江戸時代のオートロックをインターネットで調べたらこの様な写真と説明が出てきました。

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なるほどと仕組みは分かったのですが、肝心な鍵がないと開ける事ができません。
そうこうしている内にお家の方が鍵を探して来てくれました。
しかし、お家の方も開け方については分からないとの事…
インターネットに書いてあった説明通りに試したところ、「カタッ」と音がしました。
すると重たい蔵の引戸がスッと開きました。
「すんげぇ〜…」
開けた瞬間、江戸時代にタイムスリップしたかのような気持ちになりました。
精巧に作られた仕組みに感動し、一回開いただけでは懲りず、何度も閉めては勉強のために練習し、お家の方にも開け方を教えることができました。
先人の知恵で作られた鍵は、単純な構造ではなく、現代と同じように条件が一致しないと開かない仕組みになっておりました。
さすがは日本人。
やはり木を加工する技術の高さは世界一。

※画像は引用しております。

 

 

 

 

 

いかがでしたか?
本日は防除衛生管理業 永嶺のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週土曜日は防除衛生管理業 永嶺のコーナーです。
明日は解体業 さあのお話をご紹介させて頂きます。

☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆

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